プロフィール長山智美
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古き良き欧米のミステリにはよく探偵や実業界の紳士連中とかが集う「クラブ」つうものが登場するけれど、ワタクシ含め、アベレージな現代の日本国民には全く未知なる世界であることと存じます。リチャード・ハルの『他言は無用』(創元推理文庫)はプロット自体はそんなにたいしたコトないながらも、そんな往時の紳士のクラブを舞台にその内情やら紳士たちの姿やらをいかにも英国的シニカルさとユーモアで描いた珠玉の名品。そんなジェントルマンズミステリこそは慶応の紳士クラブ、銀座の<交詢社>のサロン(写真下)で堪能したいモノです。とはいえ、こちらはもちろんメンバーズオンリー、エントランスはメンバー同伴が基本。で、ありがたきオトモダチの某陶磁器メーカー会長であらせられるF氏、銀座の名士でらっしゃる彼にある平日の昼下がり、メインダイニングでのランチなるものにご招待いただいた次第です。いかにも老舗の旦那さまといった感じのハイソな紳士たちが昼間っからビリヤードやら碁やら読書やらに興じ、そこには世間の喧噪とは遠くかけ離れたたいへん優雅なお時間が流れておられました。にしても「こんな世界があったのね〜、いつかはワタクシも会員に....!」とのビッグな野望を抱いたものの、ここのメンバーシップはやはり男子オンリー。とても残念なコトでございます。
by tomominagayama
| 2008-02-04 18:03
| ミステリーの部屋
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